はじめに
ニュースでよく耳にする
📢「乾燥注意報が出ています」
この一言、実は 火災リスクが一気に高まっているサインでもあります🔥
空気が乾燥するということは、
「火がつきやすい」「燃え広がりやすい」環境が整っているということ。
記憶に新しい事例では、
2025年11月18日夕刻、大分市佐賀関で発生した火災があります。
北西からの強風にあおられ、少なくとも9地点へ飛び火。
町の沖合約1.5キロにある**蔦島**にまで延焼しました。
鎮火宣言が出されたのは発生から17日後。
その間に187棟が焼失する大規模火災となりました。
乾燥と風。
この組み合わせが、火災を“災害級”へと拡大させます。
特に冬から春先にかけては空気が乾燥しやすく、
ひとたび火災が起きれば、近隣へ延焼しやすい時期です。
企業にとって火災は、
建物や設備の損失だけでなく、事業停止、取引停止、信用低下にも直結します。
だからこそ――
乾燥注意報は、企業防災の警戒スイッチ。
企業活動において火災を起こさないために押さえておきたいポイントを、具体的に整理していきます。
🔥 企業で火災リスクになりやすい事例と原因
火災リスクはどの業種でも発生しますが、特に空気が乾燥しやすい季節には、注意すべき事故が増えます。
ここでは具体的な業種別事例と、火災が起きやすい背景・原因を紹介します。
🍽️ 飲食業における火災リスク
飲食店や工場の厨房では、油を使った調理や加熱設備が稼働しているため、炎と可燃物の接点が多い環境です。
代表的な出火原因:
✔ 揚げ物油の過熱による発火。油が温まるまでの他の作業をし発火温度まで上昇してしまう
✔ 調理機器のスイッチ付近に可燃物(油、紙、布など)がある
✔ 換気扇・フィルターの油汚れによる発火。ダクト火災
こうした要因が複合することで、乾燥した季節は火災に発展しやすくなります。
________________________________________🧴 可燃性薬剤・化学品を扱う事業所
実験室や工場で使われる有機溶剤(アセトン、エタノール、ヘキサンなど)は、揮発性が高く火炎に触れると瞬時に燃え広がる危険性があります。
可燃性液体の漏洩・接触により火災や爆発が発生した事故が報告されています。
ポイント:
✔ 換気不良・静電気の発生ポイントに注意
✔ 保管量・容器の管理を徹底する
✔ 危険物管理者の配置と教育を義務化する
📦 紙・古紙・リサイクル業の火災
紙類や古紙を扱う事業所は、素材自体が可燃性であることに加え、大量に積み上げられた状態で火炎に巻き込まれやすいという構造上のリスクがあります。
実際に廃棄物リサイクル工場では、紙などの圧縮・破砕工程で出火した火災が報告されているほか、蓄積物の発熱や摩擦熱が火災原因となることが指摘されています。
注意点:
✔ 紙類の積載高さ・密集状況の管理
✔ 加熱源(機械・焼却設備)との距離確保
✔ 自動火災報知設備・スプリンクラーの整備
🧺 クリーニング工場で短期間に複数発生した火災
2024年1月、石垣市のクリーニング工場では、3日間で2件の火災が発生する事態となりました。敷地内の別棟で出火が相次ぎ、2階部分や1階部分が全焼する被害が出ています。いずれも当時工場内に人はおらず。当時のニュースでは警察や消防が原因を調査中とのことですが、衣類や繊維類が燃えやすい環境であることが背景にあります。
このように同一施設内で短期間に複数回の火災が起きるケースは、可燃物の管理不備や設備起因の火炎が関係する可能性があり、注意が必要です。
🚘 自動車整備・関連事業所での火災
整備工場や車両保管場所にも火災リスクがあります。例えば、鉄筋構造の整備工場で車両から出火し、従業員が負傷した火災事故も報道されています。この種の業務では、作業時の火花、電気系統トラブル、可燃油の存在が火災原因になりやすいと言われています。
ポイント:
✔ 油・燃料の適切な保管と清掃
✔ 作業後の消火・冷却確認ルール
✔ バッテリー・電装系の定期点検
🏭 その他、火災要因として多いケース
・ごみ処理・廃棄物置き場にリチウムイオン電池など誤った分別がされているケースで火災が発生する事例もあります。これらは可燃物と熱源・電気系統が不適切に接触することでリスクが高まっています。
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🔎 まとめ
火災は多くの場合、“乾燥した環境 + 可燃物 + 熱・火炎・電気系統トラブル”という三つの要素が重なって発生しています。 春先の乾燥期はその環境条件が整いやすいため、企業として特に注意が必要です。 ________________________________________
💬次回予告:
3.11が教えてくれた「想定外」を想定するということ
お楽しみに!